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入社1年目にやること・やらないこと——小型案件から始まる理由
1年目は既存の小型案件から始め、基礎が固まってから大型案件へ移行する育成設計です。「すぐ大きな仕事を任される」を期待する人とのズレを、応募前に解消します。
「若手にも大きな裁量」を、当社は約束しない
採用市場では「1年目から大型クライアントを担当」が魅力として語られます。当社はこの約束をしません。入社1年目は、既存の小型案件から始まります。これを物足りない配属と受け取る人と、合理的な育成設計と受け取る人がいて、そのズレは入社後に埋まりません。だからこの記事で、応募前に設計の理由ごと開示します。
小型案件から始まる3つの理由
- 判断の全体を、小さく一周するため — 小型案件では、市場を読む・打ち手を選ぶ・結果を検証する、という仕事の全部が1年目のあなたの視界に入ります。大型案件の一部分を担当する配属では、この「一周」が何年経っても経験できません。当社のキャリアの階段は「自分の名前で判断を置く」段(G3)に早く到達することを重視しており、小さく一周する経験はその最短経路です。
- 失敗のコストを、学習可能な大きさに保つため — 判断を学ぶには失敗が必要で、失敗には現実のコストが伴います。小型案件は、失敗が本人のキャリアとクライアントの事業のどちらにとっても致命傷にならない訓練場です。これはクライアントへの誠実さの問題でもあります——訓練中の判断を、断りなく大型案件で試すことを、私たちはしません。
- 移行の基準を明確にするため — 小型案件はゴールではなく通過点です。基礎——市場の読み方・検証の作法・チーム内での判断の置き方——が固まったと確認されたら、大型案件へ移行します。年功の待ち行列ではなく、基準による移行です。
図の読み方: 本記事の制度情報の出典は当社の人事設計正本(2026年7月・経営承認済みの公開範囲)です。
この設計の、両面を先に言います
- 物足りなく感じる場面は実際にあります — 同期入社の他社の友人が大型案件の名前を語る時期に、あなたは小型案件の数字と向き合っています。短期の見栄えでは負けます。
- 2年目以降に逆転が来ます — 一周を経験した人は、大型案件に移った瞬間から判断者として動けます。部分しか見てこなかった人が全体を学び直す数年を、あなたは先に済ませているからです。育成責任が入社13ヵ月目から始まる当社の設計とも、この順序は接続しています。
なぜ私たちはこう考えるか
私たちは5名で年間GMS30〜60億円を支えるチーム規格で動く会社です。この規格が成立するのは、全員が「一周した判断者」であるときだけです。1年目の小型案件は、遠回りに見えて、この規格に最短で合流するための設計です。